事故・転倒・修理時のご負担
転倒損害基準の概念
万が一の事故や転倒などによりレンタルバイクに修理が発生した際、人・エリア・オートバイメーカーなどによる修理内容やご負担額の差が生じないよう、公平な基準を設け運営することを目指しています。
このページでは、損傷の定義や判断に対する営業補償負担の取決めや、修理に対する定義や判断などの取決めを「転倒損害基準」と称して解説いたします。
営業補償負担
営業補償負担とは、事故や転倒が発生した車両が修理のために、貸出しできない状態になった場合の費用負担を指します。
「車両補償」にご加入されている場合でも、営業補償負担を別途お支払いいただく場合がございますので、あらかじめご了承ください。
損傷度合と営業補償の負担額
レンタルバイクの修理費用算出方法を一律にした転倒損害基準を設けています。
損傷・度合い
軽度
損傷具合
修理代金が2万円未満のレバー・ミラー・ペダル・ステップなどの比較的簡単な「交換」で
修復できる程度の損傷具合を指します。
営業補償負担
なし
損傷・度合い
小度
損傷具合
部品の「損傷査定割合」が50%未満であり、カウル・マフラーなど、損傷した部品を「補修」することにより、
走行することができる程度の損傷具合を指します。
営業補償負担
なし
損傷・度合い
中度
損傷具合
部品の「損傷査定割合」が50%以上であり、損傷部品の「交換」が必要で、貸出しできない状態になった場合を指します。
営業補償負担
※20,000円
※50,000円
損傷・度合い
重度
損傷具合
「全損」判断となった場合を指します。
営業補償負担
50,000円
※ミラー、ウィンカー、ヘッドライト、テールランプ等の保安部品が破損・欠損した状態での走行は、法的に処罰の対象になるだけでなく大変危険です。
このような事故が発生した場合は、必ずレッカーサービスをご利用ください。
(レッカーによる無料分を超過した費用や、有料道路代・特殊作業費用などは別途発生する場合がございます。)
※「中度」営業補償負担額は、車両の損傷具合により決定されますが、その損傷具合は千差万別のため、弊社では「自走にて返却できるか否か」という判断参考値を記載しております。
ただし、ライダーが乗ることができない状態だった場合や、お客様が損傷車両を走行できるか否かの判断をすることができない状況などもあります。
レッカーサービスを利用する・しないにかかわらず、営業補償負担額が変更になる場合がございますため、営業補償負担額については店舗スタッフにお尋ねください。
補修・交換の定義と工賃
部品の損傷状態により、補修と交換の判断と工賃の有無が異なります。
判断
補修
損傷の状態
損傷部品の「キズ・凹み」などに対し、損傷した部品が走行に支障を及ぼさない程度の損傷を補修と判断します。
工賃発生の有無
無し
判断
交換
損傷の状態
損傷部品の「折れ・割れ・曲がり・破れ」などに対し、走行に支障のある場合に交換と判断します。
工賃発生の有無
有り
損傷査定割合
損傷査定割合とは、「キズ・凹み」など「補修」ができる損傷に対し基準を設け、損傷部品の査定割合を示す、
弊社独自の損傷査定基準です。
「キズ」「凹み」の範囲 損傷査定割合 10,000円の損傷パーツを査定した場合
500円玉×1個(~25mm)
500円玉×2個(26~50mm)
500円玉×3個(51~75mm)
500円玉×4個以上(76mm~)
30%
40%
50%
100%
10,000×30%=3,000円
10,000×40%=4,000円
10,000×50%=5,000円
(交換)10,000円+交換工賃
※「損傷査定割合」では、損傷部品の「折れ・割れ・曲がり・破れ」は対象ではありません。
※極稀なケースとして、「キズ」「凹み」の範囲が「補修」内であっても、国家資格整備士により「安全運行上の問題あり」の判断となった場合は、「交換」となる可能性もありますので、ご了承ください。
交換工賃
全国一律工賃
¥11,000/1時間(税込)
※「補修」判断となった場合、工賃は発生しません。
1時間当たりの工賃を「レバレート」と言い、上記「工賃」に各メーカーが設定する「工数」をかけて「工賃」を算出します。
例えば、「HONDA CB400SF」のレバー交換工数は「0.1」なので、工賃は¥11,000×0.1 = ¥1,100です。
損傷箇所が複数ある場合は、合計金額を請求します。(車両補償ご加入の場合は、免責金額以内で請求)
修理負担額の算出例
軽度(ブレーキレバー破損)
-
次回の使用に支障があるので「交換」扱い
-
交換部品の価格が安価なので「軽度」
ブレーキレバー交換 部品代金
¥1,263
工賃×0.1(工数)
¥1,100
営業補償
損傷度合いが「軽度」のため頂きません。
ご請求額
¥2,363
小度(マフラー立ちゴケ傷)
-
次回の使用に支障がないので「加修・補修」扱い
-
500円玉2枚分の範囲の傷の為、部品代40%請求
マフラー
¥62,316 × 40% = ¥24,926
マフラーガード
¥3,294 × 40% = ¥1,317
営業補償
損傷度合いが「小度」のため頂きません。
ご請求額
¥26,243
中度(転倒、サイレンサー破損)
-
次回の使用に支障があるので「交換」扱い
サイレンサー
¥80,028 × 100% = ¥80,028
交換工賃
¥11,000 × 0.3(工数) = ¥3,300
営業補償
¥20,000
ご請求額
¥103,328
(車両補償に加入であれば、400ccの場合「免責金額」¥50,000 + ¥20,000 = ¥70,000のご請求です。)
その他の営業補償負担
転倒や事故以外の営業補償の負担をご説明します。
項目
車両が盗難された場合
カギを紛失された場合
負担額
盗難補償の車両損害上限額(時価額)の50% + 営業補償負担額50,000円
カギ作成費用 + 営業補償負担額20,000円
全損の定義と負担額
「全損」とは、車両が修理できないほどの損傷がある場合や、修理後に通常使用できないことを国家資格整備士により判断される損傷度合を指します。
車両補償の加入有無
加入
未加入
負担額
車両補償の免責額 + 営業補償負担50,000円
当社の定める車両ごとの「車両損害上限額(時価額)」 + 営業補償負担50,000円
運行書類の紛失
レンタルバイクを運行させるための書類を紛失させてしまった場合は、以下の再発行手数料が発生いたします。
運行書類の対象
車検証(または登録証)
自賠責保険証明書
JAFカード
再発行手数料
16,500円(税込)
2,000円(不課税)